ハムカツのブログ(仮)

ゲームや同人系、オタク文化について書いていこうと思います

【同人音楽】レトロで怖可愛い!"浮森かや子"の魅力【メルヘン】

 どうも、ハムカツです。久々のブログ更新はゲーム関連ではなく、わたしの大大大好きな同人音楽作家についてになります。

 今回ご紹介するのは「浮森かや子」さま(以下、敬称略)です。

 紹介といいましても、〇〇布教したい!〇〇はいいぞ!といったオタクじみた軽いノリですが……



◎同人作家"浮森かや子"とは?


 浮森かや子は、主に個人同人サークル「幼蚕文庫」にて、歌唱・作詞・作曲をしている同人作家です。他作家とのユニットやコラボも多く、歌だけでなく芝居にも精力的な活動をされています。


 作風としては、基本はメルヘンチックで可愛らしくも、時にじわじわと恐怖を感じたり、レトロで感傷的だったり、うっすら儚げで病んでいたりと、感情豊かな詞と歌唱表現が特徴的です。

 少女趣味な世界観や甘く蕩けるような可愛い歌声、ちょっと病みを感じるものが好きな方におすすめの同人作家になります。


 また、中国でもコアながら根強い人気があり、嗶哩嗶哩(bilibili)などの動画サイトでは、中国の有名歌い手を含む、様々な"歌ってみた"が投稿されており、中国語の楽曲紹介記事もコメントが数千に及ぶほど賑わっているところもあります。



◎もっと詳しく知りたい時は?


 同人音楽全般にいえることですが、基本的に情報が少ないため、どのような作家なのか、どのような楽曲を作っているのかなどを知るのはなかなか難しいものです。


 しかし、結局は音楽なので自分の耳で聴く手段さえわかれば、作家を知る上で最も手っ取り早い方法はひとつです。というわけで、試聴が可能なサイトへのリンクをふたつ用意しました。


・幼蚕文庫公式HP(ディスコグラフィページ)

http://yosanbunko.mimoza.jp/disco.html


・BOOTH(幼蚕文庫ページ)

https://yosanbunko.booth.pm/


 上記URLの楽曲名またはCD名に埋め込まれたリンクから、過去に幼蚕文庫で頒布したCDの試聴ができます。後ほどおすすめの楽曲を紹介しますので、こちらのリンク先と併せてご覧ください。また、BOOTHでは一部ながら、試聴だけでなくDL版の販売や無料配布も行われています。



◎おすすめの曲は?


 正直、好みの領域なので全曲聴け!と、いいたいところですが、個人的におすすめしたいCD3つとその収録曲を一部だけ、烏滸がましくも紹介します。



☆アルバム『ちいさな蓄音劇場』


・幼蚕文庫公式HP(ちいさな蓄音劇場ページ)


http://yosanbunko.mimoza.jp/cd/gekijo/


 このアルバムは、現在、同氏のCDの中で最も入手が簡単なので入門に最適です。

 収録内容も同氏の中でも一際人気が高いミニアルバム『ひとり芝居』の全曲再録に加え、初出を含めた4曲が収録された、属性多彩な全10曲入で新品1500円程度というリーズナブルさが大変勧めやすいですね。


 わたしは再録なら『曲芸団のゆめ』、初出なら『暗やみ動物園』が特に大好きです。といいましても、結局は全曲年中聴いているのですが、その度にこの2曲の感傷的で透き通るように綺麗な世界観とドラマチックな展開になかなかどうして魅せられてしまいます。試聴とフルでは大きく印象が変わる楽曲だと思うので、CDを購入した方は是非楽しんでいただきたいですね。


 また、収録曲のうち『まつげうさぎと踊り子の旅』は、BOOTHにてDL版が無料配布されていますので是非ご試聴くださいませ。軽快な音楽に乗せられた、らびらびらった〜という楽しすぎるフレーズはつい口遊みたくなります。浮森かや子が高校生時代に描いた絵本が元になったという、可愛らしい"まつげうさぎ"たちと冒険へ、いざ往かん!


・BOOTH(まつげうさぎと踊り子の旅ページ)

https://booth.pm/ja/items/1932198



 こちらの『ちいさな蓄音劇場』は、現在、あきばお〜などの通販サイトでも再販分の在庫があり、新品での入手が可能です。


・あきばお〜(ちいさな蓄音劇場ページ)

http://www.akibaoo.com/c/82/2500020408223/



☆ミニアルバム『CHINACOMPLEX』


 こちらのCDは桐沢十三先生による漫画『さえもだ』に登場するバーチャルアイドル・CHINAKOちゃんがコンセプトとなったCDです。

 コンセプトCDと侮ることなかれ、原作をまったく知らなくても楽しめる、単体で完結された電子色の強いミニアルバムとなっています。


 原作漫画に登場した電波ソング『アボカド!』からはじまり、独特な表現で生々しく学舎生活を描いた『王様の耳はロバの耳』、爽やかなエレクトロ・ポップ『ディーアンドディー』、電子の世界のメルヘンソング『ELecTric woNderLAnD』と、統一感がありながら多彩な属性の全4曲が収録されています。


 特に『ELecTric woNderLAnD』は、浮森かや子による無邪気に孕んだ攻撃的な面を可愛さで調和した独特のメルヘンチックな詞が特徴的で大変お気に入りです。その詞と旋律に、メルヘンソングの匠といえるオッカ氏がとても楽しく可愛い仕上がりに編曲されていて、曲全体の完成度がとても高く感じられます。


 こちらの『CHINACOMPLEX』は、パッケージ版こそ入手がやや難しいですが、DL版はBOOTHにて試聴可能、500円で販売されています。ワンコインではじめるエレクトリックでメルヘンな音楽生活、あなたもいかがでしょうか。


・BOOTH(CHINACOMPLEXページ)

https://yosanbunko.booth.pm/items/1139080



☆ミニアルバム『メメント・モリ


・幼蚕文庫公式HP(ディスコグラフィページ) ※特設ページもありますが、試聴リンクが切れているのでディスコグラフィページよりご試聴くださいませ

http://yosanbunko.mimoza.jp/disco.html


 「死を忘れることなかれ」という意の表題がつけられたこちらのCDは、様々な「死」に纏わる全4曲が収録されています。どんより暗く寂しげでどこか狂おしく、どこか愉しげで……とっても不思議な楽曲ばかり。


 特に『お隣はだあれ?』は、死者が現世に迷い込むお祭りのお話が、陰暗ながら壮大な楽曲に、浮森かや子の可愛く儚く恐ろしい歌声で乗せられていて、その世界の虜にされてしまいます。同曲は中国でも人気が高く『隔壁是谁呢?』と訳され、小缘や祖娅纳惜といった中国の人気歌い手がカバーしていることでも知られています。


 しかし、残念ながら『メメント・モリ』は、新品での入手が困難かつ、DL版の販売もされておらず、中古市場において4000円ほどの相場で売買されているのみです。

 もし、あなたが浮森かや子の沼に溺れてしまったとき、フリマサイトなどで見掛けたら購入してみるのもよいかもしれません。(わたしがいちばんすきなCDなのでどうしても紹介したかったのです)



◎さいごに!


 いかがでしたか? この記事を通して、ひとりでも多くの魅力がひとりでも多くの人に伝わったら嬉しいなあ、と思います。


――実をいうと、朝起きて「かや子さま神すぎる……尊い……この感情をどこにぶつければ……」という限界オタク的禁断症状が起きたので、浄化するためにかるーーーく書こうと思っただけの記事なのですが、自分で思うよりずっと重症でこの有様です。


 うん。浮森かや子はいいぞ。



 それでは、今回はこれくらいにしておいて、さいごに浮森かや子さまの関連URLだけ置いて終わります。あでゅー。



・幼蚕文庫公式HP

http://yosanbunko.mimoza.jp/index.html


・幼蚕文庫BOOTH

https://yosanbunko.booth.pm/


・浮森かや子ツイッターアカウント

https://twitter.com/chikamori_toto


・白黒ヰズムツイッターアカウント ※浮森かや子と黒崎キリトによるユニット

https://twitter.com/mono96_ism